Resilience Training Officeとは
Resilience Training Office(レジリエンス・トレーニング・オフィス)は、
「今を大切に生きる人を増やす」ことをモットーに、
心理学的なサポートをするサービスを提供しています。
Mission
Vision
Values
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エビデンスに基づいた質の高い心理学の専門知識を、分かりやすく噛み砕いて伝える
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一人ひとりのクライアントに寄り添い、日常的に取り入れやすい方法を提案する
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単に知識を伝えるに留まらず、日常で実践できるところまでサポートする
心理学で、あらゆる人がより豊かな人生を送れるようにする
こころの健康に向き合うことを、「特殊なこと」から「当たり前」に
問題起きてからではなく、日頃からこころの健康を大切にする
About Me
井原 祐子 Yuko Ihara
臨床心理士/公認心理師/博士(教育学)
健康経営エキスパートアドバイザー
Resilience Training Office 代表
「心理学は、あらゆる人がより豊かな人生を送るために役立つ学問である」という考えのもと、
こころの健康に関する信頼性の高い知識とスキルの普及を目指しています。
フランスで本格的に心理学を学び始め、現地での経験から、
帰国後は大学院にて、働く人のこころの健康を守ることをテーマに医師や企業で働く社会人を対象に
セルフケア研修プログラムの開発や効果検証に取り組んできました。
現在は、より良い人生を送るという前向きな意図を持って、大小さまざまな困難に立ち向かう力である「レジリエンス」をテーマに、こころの健康に向き合うことを全ての人に当たり前にするべく、
個人も法人も対象に、1on1セッション、ワークショップ、研修などを提供しています。
<経歴>
2013年
2014年
2014-2015年
2016-2021年
2018年
2021年
<現在>
2018年-
2019年-
2020年-
<学術業績>
慶應義塾大学 総合政策学部 卒業
パリ第10大学 人文・社会科学部 心理学科 卒業
パリ12区Saint-Antoine病院精神科入院病棟 臨床研修
東京大学大学院 教育学研究科附属 心理教育相談室 相談員
東京大学大学院 教育学研究科 臨床心理学コース 修士課程修了
東京大学大学院 教育学研究科 臨床心理学コース 博士課程修了 博士(教育学)
都内メンタルクリニック 非常勤
日本産業精神保健学会 医療従事者の精神健康支援 委員
Resilience Training Office(レジリエンス・トレーニング・オフィス)開業
最近の主な活動 <ワークショップ、セミナー実施> 井原祐子・松尾明莉(2021)「医療従事者のためのセルフ・マネジメント:レジリエンスのスキルを学ぶセルフケアセミナー」第28回産業精神保健学会 2021年11月21日 井原祐子・中嶋義文(2020)「医師のためのセルフ・マネジメント・プログラムーレジリエンスのスキルを身につけるオンライン・ワークショップー」『日本総合病院精神医学会』2020年10月24日 <論文> 井原祐子・中嶋義文(2023)「医師を対象としたセルフケア研修プログラムの開発と試行」『産業精神保健』31(1), 50-56. Ihara, Y., Kurosawa, T., Matsumoto, T., & Takizawa, R. (2021). The effectiveness of preventive group cognitive-behavioral interventions on enhancing work performance-related factors and mental health of workers: A systematic review. Current Psychology (New Brunswick, N.J.), https://doi.org/10.1007/s12144-021-01562-5 井原祐子・黒沢拓夢・滝沢龍(2020)「社会人向けセルフケア研修プログラムの開発に向けて―集団認知行動療法を基盤としたレジリエンス・スキル・トレーニング―」『教育学研究科紀要』60, 13-22. 井原祐子・シュレンペルレナ・孫大輔・滝沢龍(2020).「病院勤務医のメンタルヘルスに関する援助要請の障壁」『産業精神保健』28(4), 349-357. Ihara, Y., Son, D., Nochi, M., & Takizawa, R. (2020). Work-related stressors among hospital physicians: A qualitative interview study in the tokyo metropolitan area. BMJ Open, 10(9), e034848-e034848. https://doi.org/10.1136/bmjopen-2019-034848 <学会発表> 井原祐子・黒沢拓夢・中嶋義文「医師のためのセルフケア研修プログラムの開発と施行」第29回日本産業精神保健学会 2022年7月10日 井原祐子「医師のセルフケア」第117回日本精神神経学会学術総会 シンポジウム「我々こそ環境調整!ー自分たちで考える働き方改革」(指定発言者)2021年9月19日 Ihara, Y., Matsumoto, T., & Takizawa, R. Can workplace cognitive-behavioral group intervention for preventing mental health issues improve work functioning? A systematic review. 9th World Congress of Behavioural and Cognitive Therapies. 2019年7月20日 Ihara, Y., Schlemper, L., Takizawa, R. A Qualitative Study on Japanese Young Physician's Stressors and the Obstacles to Help-Seeking about Mental Health. The 20th International Conference on Physician and Patient Health. 2018年9月5日 Ihara, Y., Ohka, M., Nakamura, A., Ueda, M., Nochi, M., Takizawa, R. Occupational stressors and barriers to help-seeking for mental health in Japanese young hospital doctors: an exploratory study.13th conference of the European Academy of Occupational Health Psychology. 2018年5月14日
Approach
01
レジリエンスを高めることに注目し、不調を起こす前にこころの健康に向き合い、
より良い人生を送るためのサービスを提供する
What is Resilience?
・レジリエンスとは... 「誰もが日常的に感じる小さな困難から、大きな逆境体験まで、あらゆるストレスから回復する力」や「経験したストレスにしなやかに適応していく力」のこと(*1)。 ・レジリエンスをトレーニングすると何に役立つか? メンタルヘルス不調の予防だけでなく、パフォーマンスを上げたり、Well-beingを高めたりするのにも役立つ(*2)。
<レジリエンスを高めるために必要な6つのスキル>
(*3)
02
エビデンスが多く積み重ねられている心理療法の手法をベースに用いる
What is Evidence-Based Psychotherapy?
Resilience Training Officeでは、レジリエンスを高めるために以下の心理療法を軸としています。
・認知行動療法(Cogitive Bhavioral Therapy: CBT)… 「物事の捉え方や意識的なことを工夫することが、現在の悩みや課題の解決に役立つ」というアプローチです(*4)。
・アクセプタンス・コミットメント・セラピー(Acceptance and Commitment Therapy: ACT)… 「自分の考えや感情を変えたり取り除こうとはせず、受け止め、それらを踏まえて自分の人生に役立つ選択をする」というアプローチ。第3世代のCBTと呼ばれる方法でマインドフルネスの技法も用います。 海外では心理療法とコーチングの両方の分野でユニークで創造的な方法として注目されています(*5)。
心理学的な理論に裏付けされ、かつ研究によって効果が検証されている心理療法をベースとした手法を学ぶことで、理論的な部分の疑問が埋まるだけでなく、学んだ人が周囲の人に伝えたり、
日常生活で応用しやすくなると考えています。
これらの手法をもとに
『自分を知る→自分に合った調整方法を学ぶ→ 意思を持った選択をする』
ためのHOW TOを学んだ上で、実践ができるようサポートします。
引用文献 1. Fletcher, D., & Sarkar, M. (2013). Psychological resilience A review and critique of definitions, concepts, and theory. European Psychologist, 18(1), 12-23. https://doi.org/10.1027/1016-9040/a000124 2. Mache, S., Bernburg, M., Baresi, L., & Groneberg, D. (2018). Mental health promotion for junior physicians working in emergency medicine: Evaluation of a pilot study. European Journal of Emergency Medicine, 25(3), 191–198. https://doi.org/10.1097/MEJ.0000000000000434 3. Reivich, K. J., Seligman, M. E. P., & McBride, S. (2011). Master resilience training in the U.S. army. American Psychologist, 66(1), 25-34. https://doi.org/10.1037/a0021897 4. Beck, J. S. (2011). Introduction to Cognitive Behavior Therapy, Cognitive behavior therapy: Basics and beyond (2nd ed.) (pp.7-12). New York: Guilford Press. 5. Harris, R. (2019).ACT made simple: An easy-to-read primer on acceptance and commitment therapy (2nd Edition). New Harbinger Publications.
個人向けService
<1on1の継続的なオンライン・セッション>
エビデンスに基づいた心理学の知識やスキルを身につけ、
こころの健康に向き合いたいという方からのご相談をお受けしています。
不調が起きてからではなく、
日頃からこころの健康を大切にする習慣を身につけるサポートをします。
それぞれの背景やニーズに合わせ、個別最適化したセッションを行なっています。
● 目的:
自分の考えや感情との付き合い方を学び、
より充実した生活を送るための心理的スキルを身につけ、こころを整える
● 対象:成人(18歳以上)
※注意事項
当オフィスでは、こころの問題について投薬治療中(睡眠薬・睡眠導入剤も含む)の方からのご相談は、
主治医の先生との密な連携が難しいケースが多いため、原則お断りしています。
投薬治療は受けていなくても、現在精神科や心療内科におかかりの方は、お問い合わせの際にご相談ください。
● プラン詳細
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オンライン会議:1回60分
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ご料金:お問い合わせください
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お支払い方法:オンライン決済サービスPayPal経由の前払い
● 流れ
①お問い合わせ
「お問い合わせ」フォーム等よりご連絡いただいた後、
個人向けサービスに関する注意事項を含むアンケートをお送りします。
ご紹介者がいらっしゃる場合には、その旨ご記載ください。
アンケートご回答確認後にご予約をお取りします。
②初回セッション
ご相談されたいことやセッションに期待されることなどをお伺いします。
初回時点での見立てを共有し、当オフィスで継続サポートができるかどうかを判断いたします。
当オフィスで継続してサポートが可能な場合には、
今後の方針等(頻度・回数・進め方など)について話し合った後、
受講同意書についてご説明の後、次回以降のご予約をお取りいたします。
● ご相談の例
1. ご自身に関すること
1-1. 定期的なメンテナンスがしたい
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こころの健康を保つためセルフケアをしたい
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なかなか人には話しづらいことを守秘義務のある専門家に話して整理したい
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専門家に並走してもらうことで、こころのケアを習慣化したい など
1-2. 学びたい
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レジリエンスを高める方法が知りたい、鍛えたい
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人生の転換期にいるので自己分析を手伝ってほしい
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自分が学ぶことで職場や家族に還元したい など
1-3. 特定のお悩みがある
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不安や落ち込み怒りなど感情の波があり、うまく対処できていない
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自己評価が低くなかなか挑戦ができない
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仕事やプライベートでの人間関係がうまくいかずに悩んでいる
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オンオフの切り替えがつきにくい
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人の顔色ばかりうかがってしまう
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疲れ切っていて、自分がしたいことができていない、分からない
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過去にトラウマがあり、思うような人生が送れていない気がする
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子育てをする中で悩みがある など
2. 周囲の人に関すること
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家族や身近な人がこころの問題を抱えていて、どのように接するかアドバイスが欲しい
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職場で部下や後輩にどのようにフィードバックするか悩んでいる など
上記以外のお悩みでもお気軽にお問い合わせください。
● これまでのご利用例
経営者、会社役員、会社員、専門職(医師・看護師・薬剤師・心理士など)、
駐在員、駐在員の家族、フルタイムマザーなどの方々に、
国内外から幅広くご利用いただいています。
● お申し込み方法
お問い合わせフォーム、Instagram、公式LINEいずれかの方法でお申し込みください。
※2024年6月現在、大変多数のご予約をいただいており、ご紹介者がいらっしゃらない方からの、新規ご予約受付が難しい状況です。再度、オープンにする際には、こちらでお知らせいたします。ご迷惑おかけ致しますが、ご理解いただけますと幸いです。
法人向けService
こころの健康の保持・推進を行うことは、人的資本投資経営の一環として不可欠と考えます。
特に、レジリエンスを高めることは、個人のこころの健康を高めるだけでなく、
ワーク・パフォーマンスの向上にも寄与するため、健康経営の視点からも重要と考えます。
当オフィスでは、法人さま向けにも、サービス提供を行っています。
ヒヤリングをさせていただいた上で、各組織のニーズに合わせカスタマイズしたご提案を行いますので、お気軽にお問い合わせください。
以下は、サービス例です。
01
<グループ・ワークショップ(実践型)/ 教育研修(講義型)>
不調が起きてから対処するのではなく、風通しの良い働きやすい環境づくりを行うために役立つ
心理学スキルを身につけていただくためのサービスです。
● 対象
役員・管理職・一般社員
● ワークショップ内容(例)
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レジリエンス入門講座:感情との付き合い方を学び、スキルを身につけ、仕事に活かす
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セルフ・マネジメント:優れたリーダーシップを取るために、自分自身の傾向や価値観を深掘りし、自己認識力を高める
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コミュニケーション研修:コミュニケーション・スキルを身につけ、効果的なフィードバックの方法やヒヤリングの方法を学び、実践できるようにする など
● これまでの導入例
学術学会の年次総会にて特定の職種向けワークショップ開催
02
<1 on 1の継続的なレジリエンス・トレーニング>
当オフィスでは、個別最適化したサービスを提供するため、1on1トレーニングも行っています。
一人ひとりが自分自身に丁寧に向き合うことは、
1日の大半を過ごす働く時間をより有意義なものにする役に立つと考えます。
コーチングに、心理療法を掛け合わせることで、課題に向き合うハウツーまで丁寧にサポートします。
● 対象
役員・管理職・一般社員
● プラン詳細
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1回60分
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費用は、ご契約内容(実施人数、打ち合わせ回数、フィードバック頻度等)により異なりますのでお問い合わせください。
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特定の役職者、部署やチーム等から希望者を募り、受講いただくことも可能です。
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フィードバックレポートの提出(相談内容詳細が分からないよう抽象化かつ匿名化した上で、責任者の方に、ご希望の頻度で提出します)。
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詳しいサービス内容は、個人向けサービス「1on1の継続的なオンライン・セッション」もご参照ください。
● これまでの導入例
東証プライム市場上場企業の福利厚生として導入実績あり
SDGsへの取り組み
3. 全ての人に健康と福祉を
心身が健康で満たされた人生を送るための啓発を行います。
4. 質の高い教育をみんなに
科学的根拠(エビデンス)に基づいた心理学の知識を伝えます。
5. ジェンダー平等を実現しよう
家族や職場でのコミュニケーションを円滑にするサポートをします。特に女性が自分の意思を持って満足した生きがいのある人生を送るサポートをします。
8. 働きがいも経済成長も
個人が仕事にやりがいを感じつつパフォーマンス(生産性)を上げることをレジリエンスを高めることでサポートします
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